ナチスドイツと戦時中の日本。
二つの体制のあまりに自明な相違点を、
日本ののマスコミはきちんと区別せず、国家賠償や戦後保証の問題を
漠然としたムードだけで扱っている。
1~2の新聞は戦後のドイツに比べ日本は謝罪に不誠実で、
反省が足りないと国民を責め立てた。
国民がマスコミに脅されるのは民主主義の試練の一つ、必要悪。
なんと!
わが国では総理大臣と衆議院議長という三権の長の中の二人までも、
この問題について基本的知識を欠くままドイツに見習え式のことをいっていた。
日本人は知らないのだと思うが、
ドイツはこれまでいかなる国家賠償も行っていない。
戦争犯罪に対するいかなる戦後責任も果たしてこなかった。
「そんなバカな !」
・・・それは事実。
そもそもドイツはまだ旧交戦国と講和を結んでいない。
対戦中には戦勝国も敗戦国も戦争犯罪を犯すが
それを互いに水に流すのが講和条約
<おまけ>
韓国訪問中の日本の若者が韓国の若者に向かって、
「日本って国は、力の差もわきまえずにアメリカに無謀な戦争を仕掛けて
コテンパンにやられてしまい、アジアの人達にも耐えきれない苦しみを与えた
本当に愚かな国なんですよ。私も日本が大嫌いなんです。」
これに対して喜ぶかと思いきや韓国の若者は
「私は確かに日本帝国主義の植民地支配を恨んでいます、
でもあなたのように自分の国をこきおろして
相手にへつらうような卑怯な人間が一番嫌い。」
と言われたそうだ。
それにひきかえ、自国に対する嘲笑と相手国へのお追従に終始する
日本の若者の醜悪な姿は哀れ。
自虐とはこういう感覚と態度を言う。
舐められるだけに終わる。